カポエイラ マンジンガ(in オークランド) :サイトウ

アメリカでもカポエイラが大人気! 
ということで、出張の合間に飛び込みでレッスンを受けてきました。
恵比寿クラスのサイトウです。

カポエイラ歴は4か月ちょっと、キックの名称もあやふやな私ですが、「どんなカポエイラグループも、初心者に親切なので大丈夫ですよ」と、南城先生から心強いひとことをいただき、メストレ・マルセロ(Mestre Marcelo)率いる「マンジンガ(Mandinga)」の道場を訪ねました。
場所は、カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のオークランド。ブラピ主演の映画「マネーボール」の舞台となった、メジャーリーグ球団「オークランド・アスレチックス」の本拠地でもあります。


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(オークランドの街並み)


いまやハリウッドでも大流行(?)のカポエイラですが、1984年にメストレ・マルセロがブラジルからこの地にきて教え始めたとき、アメリカにいた講師は、ほかに2人だけだったそうです。
車で15分ほど離れた隣町、バークレーで教えているメストレ・アコルディオン(Mestre Acordeon)もそのひとり。
いまや2人とも、カポエイラ界の重鎮と聞きました。

今回、たまたま仕事でバークレーに滞在していたのですが、アメリカにおけるカポエイラ発祥地(!?)に来ることができて、うれしいめぐりあわせでした。メストレたちが、なぜこの地を選んだのか興味がありますが、バークレーは60年代ヒッピー文化や学生運動の発祥地として有名で、今でも食や環境など、市民活動が盛んなところです。


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(あった!MandingaはMagicの意味だそうです)


さて、マンジンガの道場にやってきました。入口は小さくて、一度とおり過ぎてしまったほどですが、細い廊下を通って中に入ると、色とりどりのTシャツがつるされ、広々とした空間が広がっていました。正面にマンジンガのロゴマーク、隅には、カポエイラの楽器や、フラフープ、荷物を入れるロッカーが置かれ、壁には子どもたちのイラスト入りカードや、ホワイトボード、カポエイラ段位認定の説明書きが飾られています。ソファーを並べた見学席では、子どもたちがおもちゃで遊んでいました。


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(父母と談笑するメストレ・マルセロ)


キョロキョロあたりを見回していたら、メストレ・マルセロが、あたたかい笑顔で迎えてくれました。「日本からきたの? 私も大阪に毎年行ってますよ」と話しながら、フレンドリーに道場を案内してくれます。「初心者でも大丈夫ですか?」と聞いたら、「オールレベルだからもちろんOK。明日はビギナークラスもありますよ」との答えでした。土曜日朝10時〜11時半のクラスで、レッスン料は15ドルなり。


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(子どもたちの御礼状)


メストレには、カポエイラ歴といっしょに、ゲーム「鉄拳」歴も聞かれたんですが、このゲーム、私には初耳だったんです。それで、メストレに「ゲームをすると、カポエイラうまくなりますか?」と聞いたら、「いやいや、そんなことないけど、日本はゲーム大国だからね」と笑っていたのですが、あとで南城先生にきいたら、メストレ・マルセロはこのゲームのモーションキャプチャー(ゲームのキャラクターがリアルに動けるようにするため、実際の人の動きをセンサーで記録する)を担当されたそうです。


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(大阪のTシャツ発見!)


始まる前に「今日のクラスは、メストレの担当ですか?」と確認したら、「これまで、いやというほどたくさんのクラスを教えてきたから、今日は導入部分だけね」と話していたのに、結局最後まで、指導にあたってくださいました。ラッキー!

ストレッチはまず、手を上にのばしながら、ゆらゆらと8の字に身体を揺らす動きから始まりました。スムーズに動くのが、以外に難しい!


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(念入りなストレッチ)


体をくまなくのばした後、ジンガと、前後や左右に動くステップを組み合わせます。たとえば、前に3歩進んで、ジンガに入るんですが、そこでメストレは、“タメをつくる”ように、上半身をゆらりと動かします。その流れるような動作が、簡単なようで、なかなか真似できません。

週末の午前中だったせいか、はじめは4、5人と少なかった生徒が、次々やってきて、全部で17人ほどになりました。男女比半々ぐらいで、年齢層やレベルもさまざまです。もちろん、一番の初心者はこの私ですが……。広い道場も、みんなで動くと、スペースが足りないぐらいです。


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(さりげなく、でも難しいバランス)


ジンガ→エスキーバでかがみながら、片方の足を前にのばし、さらにその足を横にずらして、ホーレーしながらななめ後ろに下がる、というふうに地面をはう動きを練習しました。このあたりから、東西南北どっちに回転すればいいのか、混乱してきました。メストレがやってきて、「こっちの足を曲げて、こちらに動いて」と、丁寧に動きを分解してくれます。前方にいた上級者たちは、回転キックと、横向きに伏せるような動きを組み合わせて、くるくる地面をはっていました。


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(ついていくのに精いっぱい)


つぎは、ペアを組み、相手側のキックに合わせて、先ほど練習した一連の動きをおさらいします。よけるほうはホーレーしながらコンパスキックを加え、キックする側も、キックしてすぐ相手のコンパスキックよける、というふうに、キック側とよける側が、双方向になってくると、頭が?マークでいっぱいになってしまいました。動きがとまると、パートナーが、「こっちに、こう動いて」「もう一回」と、丁寧に教えてくれます。


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(エクササイズ感覚ではなく、真剣な面持ち)


毛糸の帽子をかぶった、ヒップホップ風のいかついお兄さんともペアを組んだら、見かけによらず(失礼)、指導が上手で、きめ細やか! と思ったら、この方は実はインストラクターでした。パートナーには、最初の握手でいちいち、”I’m a beginner.” とおことわりしていましたが、”That’s OK!”と、みんなやさしく返してくれて、緊張もとけます。


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(さりげなく、でも速い動き)


メストレは、手本を示しながら、丁寧に説明してくれますが、静かな語り口で、あまりよく聞き取れません。そのなかで、いくつか印象に残ったアドバイスがあります。

”Visualize with your movement!”一連の動きをまず、頭のなかでイメージできることが大切。そうしないと、動きがばらばらになってしまうから、だそうです。

”Connect with your partner!”相手とつながる、つまり、相手のふところに飛び込み、一体感を持つこと、でしょうか。いまは場当たり的にキックをしたり、キックをよけたりしてしまいますが、相手の動きに呼応できるようになれば、新しい世界が広がりそうです。私は、南城先生からも、メストレ・マルセロからも、「相手をよく見て!」と同じ注意を受けましたが、このことの重要性がよくわかりました。

“Relax and move freely!”型にはまらず、自由に動く。メストレが機械的な動きと、自然体で流れのある動きを対比してみせて、まったく違うカポエイラになるのがよくわかりました。いつの日か自分も、こちこちな動きから脱却したいです。


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(メストレ=前方右の腕立てに注目)


腕立て伏せが終わると、いつの間にか、終了時刻。みんなロッカーに向かって歩き出したので、メストレところに、御礼とさよならのあいさつに行くと、「もう帰るの?これからまだレッスン続くよ」というので、あわてて、私も水を飲みました。つかのまの休憩時間に、周囲はおしゃべりで盛り上がっていましたが、「レッスン始まって1時間半後にウォータータイムなんて、ちょっと驚きだったね」と話していた女性もいました。

ももとおしりがこわばってきて、よたよたしながら、後半に突入。メストレが先頭の真ん中で手本を示し、3列になって、アルマーダやケイシャーダ、ホーレーなどしながら、前に進んでいきます。私も、気を抜くと後退しそうなので、気合を入れて前に進んでいきました。それで、勢いがあまったのか、ジンガの後ろの足が、ななめに交差していたようです。「後ろの足は、交差しないで、まっすぐ縦の線にそろえて」、とメストレから注意されました。みんなが私の動きを見ていたからか、「カポエイラにもいろいろなスタイルがあるからね」とフォローまでしてくれました。(決して、そういうわけではないんですが)


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(キレが違います)


最後は輪になって、パンデイロを手にメストレが歌い、生徒たちが手拍子とコーラスを合わせます。ほんのり郷愁ムード漂う、響きのある歌声に、聞き入ってしまいました。メストレが手をあげて合図をすると、コーラスが高音と低音にわれてハーモニーになっていたので、これまたうっとり。「グループメールで、歌詞と訳を送ります」とメストレが説明していましたが、みなさん歌詞はばっちりで、歌声も大きく、よくそろっていました。


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(歌詞がわからないけど、ぐっときました)


締めくくりは、お知らせコーナー。「月曜日に、地元のスモールビジネスを支援するイベントを開くので、カジュアルにジョゴをしませんか?」と若い女性が提案すると、メストレも「いいね!やりましょう」というふうに、話がまとまりました。市民運動が活発なこの地域らしいなあと思いました。

最後のカポエイラのあいさつのあと、“Did you have fun?” メストレにこう聞かれて、「オフコース!」と即答しましたが、2時間必死だった、というのが正直なところです。アクロバットもなしだったのに……。それにしても、メストレとカポエイリスタたちの真剣さ、やさしさ、そしてコミュニティに根ざした道場のあたたかい雰囲気にふれられて、とても貴重なひとときでした。


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(気さくなメストレ・マルセロと)

最後になりましたが、マンジンガのメストレ・マルセロ&カポエリスタのみなさん、そして限られた時間のなかで相談にのってくださった南城先生、サンフランシスコ、バークレー、オークランドのレッスン情報や現地事情を説明してくださった「オムル・グアナバラ」(Omulu Guanabara)のノリオさん、本当にありがとうございました!


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(カポエイリスタの卵たち。親たちがとても熱心でした)

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ASCAB Batizado in Philly:formiga

ありんこです。
先月10/17〜23にフィラデルフィアへ行ってきました。
これまた長くなりますが、カポエイラ編と観光編で日記書かせていただいて
いーでしょーか!


はい。
何しに行ったかというと、
去年8月に「Capu Japon」さんのバチザードで大阪に行きましたが
その時に会ったMestre Doutorに会いに!
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Mestre Doutorのグループは「ASCAB」(アスカービ)と言いまして、
Capuの兄弟グループみたいな感じだそうです。


10/22がASCABのバチザードだった為、capuのContra Mestre ツキさん、そしてM本さんが
バチザードに参加しにいくということだったので、行きたい!!という思いを南城先生に相談し、
そしてMestre Doutorに連絡して、ツキさん達の遠征に同行させてもらいました。
がしかし、日程間違えてチケットとってしまいまして、わたくしバチザード前の
WSのみ参加して、バチザード参加できずに帰ってきました。。


アカデミア!とても綺麗です。
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ミラーボールが気になる。
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CapuにとってのMestreはMestre Carneirinho、
Mestre CarneirinhoのMestreは、Mestre Corisco、
Mestre Coriscoの元で、Mestre CarneirinhoとMestre Doutorは
一緒にカポエイラを学んだ兄弟弟子だそうです。



右から
Mestre Doutor
ありんこ
Mestre Carneirinho
Mもっさん
Mestre Corisco
Mestre Bruno


レッスンは毎日17時から。
18日 は通常のレッスンで、サムライ先生(ASCABの)レッスン。
19日からはバチザード期間のWS。ブラジルやらアメリカの各地域からやってきた
先生達のレッスンを受け、毎回締めにRODA。そして最後はMestre Doutorのお話。
今日はどこそこから誰が来てくれました〜とか紹介です。
ありぞーなー!うお〜!わしーんとーん!うお〜!!とか、いちいち盛り上がるのがおもろい。

初日のRODA。まだ人が少ない。


2日目だったか?RODA。先生も生徒もたくさん。


Mestre Doutorはほんと素敵な方で、話もおもしろいし
(多分。言葉はあんまりわからんので雰囲気のみで言うております。)
さすがメストレ!って感じがしました。男前やし!

ペンキを塗りぬり。


Mestre Carneirinhoは、おとーちゃん!って感じで、毎日いっぱいハグしてもらいました。
帯毎に、何ができなきゃいけないか表があって、
それを見ながらMもっさんと二人で指導していただきました!


Mestre Brunoは27歳!
歌がとても上手くて、聞き入りました。
フィラデルフィアにいる間は、ASCABの皆さんのお陰で元生徒(今は怪我でお休み中)の方の家に
ホームステイさせてもらっていたのですが、
Mもっさんと、Mestre Brunoと3人でお世話になっていたので、
3人で酒を飲みまくったりしておりました。


カポエイラ始めてから体がたくましくなりましたが、
アルコールに対しでもだいぶたくましくなりました。多分。。


そういや、毎日Mもっさんとダブルベットで仲良く寝ました。
綺麗な家やったな〜。べっとでかかったな〜。


ASCABの生徒さん、みんなとってもフレンドリーで
レッスンは夕方からなので、日中観光に連れて行ってくれたりお茶したり。
レッスン後にひたすらjogoする仲間に入れてくれたり。







レッスンは、人が多かったおかげで体力的にはそんなにしんどくなかったんですが
技術的に難しく、先生が一発やったのをみんなささっとこなして行かねばならんかったり。
そいでも、側に並んでる上手な人に聞いたりすると、素晴しくわかりよい見本を
ありんこの一個前でやってくれたりして、すんごいありがたかったです。
前からやりたかった技の一つが初めてでけた〜!!!



20日にバトゥーキのContraMestre Marianoのダンスレッスンを受けました。
とても楽しいんですけど、全然ついていけず・・
先生の動き、素敵すぎます!お尻が素敵!!


ダンスレッスンは、生バテリアで踊ったりしていたので、翌日はバテリアに
参加させてもらいました。
これはまた別のシーンですが、皆様ほんま楽器っぷりも最高。


そこで出会った超素敵な先生!!
カリフォルニアのサクラメントのOficina da CapoeiraのMestrando Bae(メストランドはコントラメストレと同じく準師範だそうです)


楽器がとても素敵すぎる!そして教え方もとても素敵!!
出来ない子にも、出来る範囲で楽器をチャレンジさせてくれるし、
ちょっとこけてるとフォローしてくれるし、
ちょっと慣れてくるとええ感じのバリエーション教えてくれるし。

そしてすんごくまるっとしているのに、
jogoはすばやいしキレがあるし!!



というわけで、夢中でした。
一生懸命ポル語で話しかけると、
間違いを正してくれつつ色々会話してくれるし。
(ブラジルのバイーア生まれの方なのです。)

ありんこー日本にワークショップしにいきたいどー
言うてくれてました。
いつか是非来ていただきたいっ!

こんなオサレにビリンバウ弾けたいなー。
http://www.youtube.com/watch?v=6k2W0XI3Spk
youtubeでBae先生のパンデイロだのチンバウだの見ては
日々うっとりしております。


そう!ツキさんのビリンバウWSも受けました!
ちゃんと音を出す練習。
そして最後は隣のキッズクラスを囲んで演奏したりして。


そういえば、cordao de ouroの人々も沢山来ていました。
Professoraだったか。小柄な女性ですごく素敵なjogoでした。
ああいう風になりたいな〜とうっとり。


で。
あっという間に日々は過ぎ、バチザードの日お昼に帰らなければならんかったので
朝一のレッスンだけ参加させてもらって、みんなに
なんで帰るんじゃい!?言われつつ、お別れして帰国しました。

この最後のレッスンがまたおもろくて、先生が小柄だがマッスル。
全然無理っす!ってな筋肉レッスンもりもりで、出来なすぎておもろかったです。

バチには参加できませんでしたが、バチTシャツをMestre Doutorがくれました!
ありがとーございます!
Mestre Doutor素敵すぎる。準備で忙しいのに、毎日ありがとうございましたほんと・・。


皆日々帯を編んでいた。





バチザードまでの、バチに向かって盛り上がっていく日々に参加できただけでも
いい経験になったと思います。ASCABの皆様に感謝!
そして、同行させてくださったcapuのツキさん、Mもっさん、ありがとうございましたー!!
salve!

バチの様子は色々youtubeにあがっていたので、興味ある方は是非見てみてください〜。
http://www.youtube.com/watch?v=Aqj3aGI7fKo





べーじょ。
あぶらっそ。
Posted by カポエイリスタ (女) | comments(1) trackbacks(0)
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